Recoron

インターネットの波にのって、Recoronまで辿り着いた皆様、こんなヘンピなところまでやってきてくださってありがとうございます。
Recoronは、捨てられていく「もの」たちに新しい命をふきこむべくリメイクして、ウェブで売っているお店でした。

今は諸事情があって(わたしが海外に住むことになり)販売が難しいので、リメイクしている大好きな作り手さんを紹介したり、
大切にしている「もの」と、それにまつわる思い出を書いたりしていこうかな〜と思っています。

もともとRecoronはものを売ることを目的としていたわけではなく、「ものを大切にして豊かな日々をおくりたいね」という思いを伝えていくためでした。
なぜわたしが “Recoron” を始めようと思ったのか、その思いを少しだけお話しようと思います。

 

おばあちゃんからもらった服が好きだ

昔から、おばあちゃんにもらう服が好きで、今もよく着ています。
手作りの服もあるし、何度も繕った跡があるものもたくさんあります。
その服が破れたりした時は、わたしもおばあちゃんにならって自分で繕います。
そしてどんどん愛着がわいて捨てられなくなっていきます。

おばあちゃんの手作りワンピースや、おふるの服

おばあちゃんの手作りワンピースや、おふるの服

 

大量生産と大量消費

一方、流行でものを買うと、飽きてすぐに捨てるか、リサイクルショップに売られるのがおちです。
飽きたらすぐにポイ!という感覚が、昔からどうも不思議でなりませんでした。
そして大人になって色々なことがわかってきます。
流行にとびつく人達だけが悪いのではなく、流行というサイクルをつくり、常に新しいものを買わせては飽きさせようという
企業や、メディア、国があり、そういう社会構造になっているということ。
大量生産は安く、作っている人の顔が見えないから、そのぶん「もの」に思い入れがなくなってしまいます。
便利な世の中になったけど、それが心の豊かさをうばっているなーと、つくづく思うのです。

 

もの = 人 + こころ

「もの」は、作る人の想いがあって、使う人の思い出が残るものです。
心が宿ったものは、みんな大切にしています。

そこで思いました。
捨てられるものたちを、ものづくりが大好きな人達に心を込めてリメイクしてもらおう!
そしてそれを売ることによって、ものを大切にする心を伝えて行こう!
こうして始まったのが Recoronでした。

ウェブショップだった頃のRecoron

ウェブショップだった頃のRecoron

 

これからのRecoron

今はものを売るお店じゃありませんが、そのほうがよりRecoronらしくなったと思っています。
これからは同じ思いでもの作りをしている人をRecoronで紹介したり、ワークショップを紹介しながら、
少しでも「ものを大切にしたいな」という思いを伝えていきたいです。

・・・・・と、ここまで色々述べましたが、はっきりいってこんな膨大なインターネットの荒波の中で
わたしがボソボソ呟いていても、たいして変わらない世の中なんじゃないかと思うこともあります。
ただ、自分自身がスキなものに囲まれて楽しく豊かに生きていくのは大切なこと。
だから「スキなもの」のメモ帳としてRecoronを細々とやっていくことにしました。

 

わたしの夢

最後に、わたしの夢について。
うちのおばあちゃんは若い頃に好きな人に買ってもらった、タンポポの綿毛が入った指輪を大切にしていました。
その指輪がすてきで、子供の時から「ほしい〜ほしい〜」とねだっていたものです。
そしてわたしが大人になった時、とうとうその指輪をゆずってくれたのでした。
わたしもいつかずっと大切にしてきたものを、思い出と一緒に孫へと手渡したいです。
これが今のわたしの夢のひとつです。

文・豆粒人魚

タンポポの綿毛の指輪